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ベンツ W220 S500 のエアサスをバネサスに置換する構造変更(5)

 正直、 コイルバネ強度検討書 は、苦労しました。苦労したというより、私自身がわかっていないことが、理由として大きいのですが、 コイルバネ強度検討書 が提出できたということは、わかった。ということになるわけです。

 

  コイルバネ強度検討書 って、どうやって書くの? と言う疑問は改造申請をしようとする人は、誰でも思うことで、それを知る為には、手っ取り早く陸事に行って聞いてくれば早い。と誰もが思うはずです。

 

 陸事から頂いた資料は コレ です。

 

 このコピーは、他にも上げている人がいますので、陸事に コイルバネ強度検討書 の書き方を聞きに行くと、コピーを頂ける資料と考えてよいと思います。この資料をもとに コイルバネ強度検討書 を作成する訳ですが、私は何度も再提出を繰り返しましたので、計算の過程とか、そういったものが不要になりました。(過程じゃなくて、結果の方が問題だったのです。) 陸事の方は、提出した コイルバネ強度検討書 をチェックする際に、検算していますから、「ちょっと、おかしいのではないか?」という時には、修正して再提出するように指摘されます。

 

 何度か再提出してOKになった コイルバネ強度検討書 は コレ です。

 

 私、あきらめが悪いのです。通るまで、ありとあらゆる方法を考えて、何度でもやる性格です。このブログはアマチュア無線のブログですから、アマチュア無線関係の人はわかっているでしょうが、免許とか認可とかいうものは、それに必要な知識を得る気合いと根性があれば、大抵の場合なんとかなります。「なんとかなります。」= 「なにがなんでも、なんとかしなきゃいけない。」のです。

 

 私が作成した コイルバネ強度検討書 の補足を書いておきますが、コイルバネ検討報告書(2/4) の 線形 だけ太字になっていますが、これは、再提出の際に理由付け(コイルバネの塗装の厚み300μmを差し引いて)再計算を行ったからです。--- そうしないと、コイルバネ検討報告書(4/4) の リアサスの破壊安全率 の規格を満たせないからです。ですから、300μm が無視できない程ギリギリだったわけです。ちなみに、安全率は相当なマージンを取っていますから、規格を満たしていれば、サスペンションとして完璧にOKです。安全率に対してのマージンは、考える必要がありません。安全率がセーフかアウトかという判定だけですから。

 

 それから、コイルバネ検討報告書(2/4) の コイル密着高さ というのは、よくよく考えると、あり得ないでしょう。取り付ける前のサスペンションを眺めれば気づきますが、サスペンションはコイルバネだけではないので、サスペンションにはダンパーが付いていますよね。このダンパーがゼロになったら、物理的にそれ以上コイルバネが縮むことは出来ませんよね。通常は、コイルバネが密着することはあり得ないはずです。ですから、ですから、コイルバネ検討報告書(2/4) の コイル密着高さ は、以下になるはずです。

 

(コイル密着高さ) = (コイルバネの自然長) − (ダンパーの可変長)

 

 それ以上は物理的にサスペンションが底付きしますから、コイルバネ検討 を行う必要はありません。--- ここで気になるのは、既にサスペンションを車に取り付けてしまっている場合ですが、コイルバネの自然長 がわからないことになりますが、実際にその状態にある場合は、やはりサスメーカーにサスペンションの自然長を問い合わせないと、コイル密着高さ を算出できないことになります。

 

 

■ 単位系の変換

 陸事から頂いた資料は旧単位系になっていますので、今の単位系に変換して、コイルバネ検討報告書(3/4) と (4/4) を作成しなければなりません。

 

● kgf/mm^2 ⇔ N/mm^2

 https://www.google.co.jp/search?q=kgf%2Fmm2+N%2Fmm2&ie

 

● kgf ⇔ N

 https://www.google.co.jp/search?q=kgf%2Fmm2+N%2Fmm2&ie

 

 単位系の変換はこれでわかりますよね。--- 分からなくても、私に質問しないように! 50歳台の私に聞かれても、もうまともに説明できないですから・・・

 

■ コイルバネの材質は SUP9 に決まっています。

 

 コイルバネの材質がわからないことがあるでしょうが、これはよっぽど怪しいサスペンションでなければ、SUP9 に決まっています。サスメーカーに「SUP9ですか?」って問い合わせればいいのです。「SUP9って、なんですか?」などと返事が返ってきたら、最初から分かっていない人ですから、電話をかけて、エンジニアに聞くしかないでしょう。

 

 コイルバネ検討報告書(3/4) と (4/4) の せん断弾性係数 と、引張強さ と、0.2(%)耐力 は、固定値です。せん断弾性係数 は、陸事に指示されました。これは、普通車であれば、78400 N/mm^2 となるようです。(ネットサーフィンで コイルバネ検討報告書 を上げている方サイトを見ても、皆、78400 N/mm^2 で算出していますから。)

 

 そして、SUP9であれば、引張強さ と、0.2(%)耐力 は、決まった固定値があります。これは、陸事から根拠となるサイトのアドレスを示すように言われましたので、以下をご案内しました。

 

引用ページ:http://www.toishi.info/sozai/sup/sup9.html

 

■ 自動計算できるように、Excel の表を作りました

 Excel の表は コレ です。

 この表の計算結果を コイルバネ検討報告書(3/4) と (4/4) に張り付けて、コイルバネ検討報告書を完成させました。同じようにやれば、簡単です。

 

 Excel の表は、黄色いセルは、そのままの数値が使えます。水色のセルは、コイルバネ検討報告書(2/4) の数値を入れてあるだけです。最初から Excel の表を作っておけば、検討報告書の作成が楽だったのですが、私は陸事とのやりとりで後から作ったので(規格を満たせていなかったから。)、ちょっと回り道をしてしまいました。

 

 この Excel の表を利用すれば、簡単です。ご参考にされて下さい。

 

 何度もお断りして申し訳ありませんが、私は職業的には電気系で、機械系は全然わかりませんから、見よう見まねでやる事しかない技術レベル(これは、技術レベルとは言えないですが。)ですので、ご質問されましても全く分かりません。それは、ご承知おき下さい。

 

 ベンツ W220 S500 のエアサスをバネサスに置換する構造変更 の記事は、これで終わりです。(1)〜(5)をご参考にされて、何か問題が起きた場合は、ご自身で解決して頂きたくお願い致します。


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